幸せの先





何だろう、この感じ。




初めてのはずなのに、私の身体が懐かしいと反応している。




賑やかな声。



そしてこの一瞬にして訪れる静寂。



たくさんの頭。







たくさんの人の視線。




学校で感じた視線とは違う。




この視線はどこかで感じた事のある感覚だ。





でも決して好きではないようだ。




この感覚、この記憶。




懐かしい反面、この記憶拒否している身体。