部屋を出ると屋敷の中をぐんぐん進んでいって、襖が続いている廊下に出た。
廊下の奥の方まで続いている襖は真ん中の方は開いていて、奥は閉まっている。
すでに食事は始まっていて、宴会のような感じ。とにかく賑やかな声が聞こえてくる。
チラッと中を見るとたくさんの頭が永遠と。
ここから部屋の中へ入るのかと思ったら、なぜか襖が閉まっている奥まで歩いて行く賢一さん。
廊下を歩いて行くと、賢一さんの存在に気づいた組員の人たちと思われる、大勢のイカツイ人たちが立ち上がって頭を下げる。
賑やかな宴会会場が一瞬にして静かになってしまった。

