「さっ、行くか。


組の奴らには俺が紹介するから。


お前はただ座っているだけでいい。


あんま緊張しなくていいからな。」





2人でベッドから出て宴会に行く支度をしていると、賢一さんが言った。




組の人たちってどんな感じなんだろう。




玄関にずらっと並んでた人たちの事を思い出して、少しドキドキ。





「あと、昔から付き合いのある組の奴等も来るらしいから、その人達にも挨拶しとこうな。」





そう言うと、私の前にかがんで目線を合わせる賢一さん。






「みんないい人たちだから、大丈夫だ。」