幸せの先






side 賢一







同じ部屋だと知っても嫌がる事なく、部屋に入ってくれたことに安心した俺は、適当に部屋を案内した。







黒と白で統一してある部屋。





俺は気にいってるが、女が好むようなインテリアではないことは自覚している。





げんにお袋にはけちょんけちょんに言われた。
陰気臭いとか、センスが悪いとか。













ただ今はあまり生活感がないが、あみと一緒なら少しずつ物も増えて、明るい感じになるんじゃないかなんて考えている。







完全に浮かれてんな、俺。