賢一さんのお母さんの腕が離れた。
「騒がしくてすまないね。
さて、あみ。
これから我が家の一員になるわけだし、この家でのルールを話しておこうか。」
そう賢一さんのお父さんが言うとお母さんも賢一さんも私を見て優しく笑っている。
「まず呼び方だが俺の事はお父さんと呼んで、佳苗のこともお母さんと呼びなさい。
それから私たちと話す時も若い衆と話す時も敬語じゃなくていい。
みんな家族なんだから。
あとは朝と夜は家族みんなで飯を食べること。
具合が悪かったり用事がある時は別だが、なるべく全員で食べる。
あとは何より大切なことは家族を大切にすること。
これを守れるなら何をしてもいいからな。
家で好きに過ごしなさい。」

