幸せの先










これを止められる人はきっと1人しかいないのだろうと、初対面でもわかる。









「2人ともやめなさい。」







さっきよりも低くなった、賢一さんのお父さんの声にさすがに。







と思ったのか、2人とも喧嘩をやめた。








「賢一、次また俺の嫁さんを脅してみろ。容赦なく俺もお前をぶっ潰すからな。」









威厳があるというか、迫力があるというか、冗談には聞こえない。








言われている本人はまったく動じず「わかったよ。」と面倒くさそう。








そして私はこの時さっき賢一さんが不機嫌になった原因はお母さんだという事がわかった。