幸せの先









私は頬を膨らませて賢一さんを目を細めてジトーっと見た。










「お前そんな顔しても怖くないからな。










俺を誰だと思ってる。







日本でも指折りの極道の後継だぞ。








そんな顔ただの変顔だ。」









そう言うと私の頬を摘んで横に伸ばした。






「まあ、お前はどんな顔しても可愛いってのは認めるがな。」