私は先生に頭を下げて病室を出た。 今更ながら賢一さんと手を繋いでいる事が気になりだした。 入院中も私がベットにずっといるものだから、賢一さんもベットに座るようになり、いつの間にか賢一さんの膝の間に私が座っている事もあった。