世界を守れそうな6人

彼女が唯一分かっている事。それは咲が奏を好きらしいと言う事くらいである。


「そうかー……咲ちゃん、片思い中かー……いいなぁ……」


佐和は相変わらず暢気な様子で咲を羨んだ。この言葉を聞いた時、里緒と咲は思った。

片方は分からないが、明らかもう片方には思われているくせに、と。

だが先程何を言っても無駄だと痛感した2人はそれを胸にしまう。

その後、佐和のせいで気を緩ませていた咲は再び里緒の質問攻めに遭い、根掘り葉掘り色々な事を聞かれる。


「いつから好きなの?」

「い、いつからと言われても……分かりません。気付いたら何か一緒にいて落ち着くと言うか……」

「じゃあ、何処が良くて?」

「えっと……格好良いですし、優しい……ですし……」