「ところで奏君」
「何ですか? 先輩」
「さっきから奏君の表情がいつもと違うように見えるのは気のせい?」
「多分そうですよ」
2人を見送った直後、佐和は今しかないと思ったのか突然なんの前触れもなく尋ねた。
聞かれた奏はためらう事もなく即答で答える。
実際は気のせいなんかではなかったのだが、あえて奏はそれを否定した。
その答えに佐和は何の疑問を持つ事もなく、“なら良いけど”の一言だけで済ませた。
「それよりも」
「ん?」
「いい加減あの会長2人を止めた方が賢明だと思いますが? 多分、真山先輩じゃないとあの2人は止まりませんし」
奏の指差す方向には未だに喧嘩をしている柚太と郁人の姿。
佐和はすぐに終わると思っていたらしいが、奏に促されるがまま2人の方へと走って行った。
(先輩もなかなか鋭いな……うーん……)
佐和を見届けた後、空を仰ぎ奏は改めて旭と里緒のペアの無事を願った。
「何ですか? 先輩」
「さっきから奏君の表情がいつもと違うように見えるのは気のせい?」
「多分そうですよ」
2人を見送った直後、佐和は今しかないと思ったのか突然なんの前触れもなく尋ねた。
聞かれた奏はためらう事もなく即答で答える。
実際は気のせいなんかではなかったのだが、あえて奏はそれを否定した。
その答えに佐和は何の疑問を持つ事もなく、“なら良いけど”の一言だけで済ませた。
「それよりも」
「ん?」
「いい加減あの会長2人を止めた方が賢明だと思いますが? 多分、真山先輩じゃないとあの2人は止まりませんし」
奏の指差す方向には未だに喧嘩をしている柚太と郁人の姿。
佐和はすぐに終わると思っていたらしいが、奏に促されるがまま2人の方へと走って行った。
(先輩もなかなか鋭いな……うーん……)
佐和を見届けた後、空を仰ぎ奏は改めて旭と里緒のペアの無事を願った。


