生き残っている双方の騎馬達が彼らより少し遠ざかる。
先程まで上がっていた歓声もいつの間にかどこかへ消え、この決着を見届けようと言わんばかりに
誰もが2人に釘付けとなっていた。真剣な眼差しで互いを見つめあう旭と郁人。
「行くぞ」
「行け」
互いに馬に命令する。その命令と同時に馬達は一斉に動き出し、その距離を埋めていく。
その距離がゼロになった瞬間に旭と郁人の取っ組み合いは始まった。
ハチマキを取ろうと手を伸ばしてはかわされ、手を伸ばしてはかわされ。時には、
「本当はウチのバカ会長と戦いたかったんですけどね。良い機会ですし……!」
「下克上かい? まあ、今も似たような物か。僕も本当はそっちのバカな会長と戦いたかったよ……!」
実は互いに敵としていたのは柚太であった事を、それぞれが本音としてカミングアウトした。
先程まで上がっていた歓声もいつの間にかどこかへ消え、この決着を見届けようと言わんばかりに
誰もが2人に釘付けとなっていた。真剣な眼差しで互いを見つめあう旭と郁人。
「行くぞ」
「行け」
互いに馬に命令する。その命令と同時に馬達は一斉に動き出し、その距離を埋めていく。
その距離がゼロになった瞬間に旭と郁人の取っ組み合いは始まった。
ハチマキを取ろうと手を伸ばしてはかわされ、手を伸ばしてはかわされ。時には、
「本当はウチのバカ会長と戦いたかったんですけどね。良い機会ですし……!」
「下克上かい? まあ、今も似たような物か。僕も本当はそっちのバカな会長と戦いたかったよ……!」
実は互いに敵としていたのは柚太であった事を、それぞれが本音としてカミングアウトした。


