嫌なアイツ






海莉と饗庭さんが連絡先の交換を始めた


私も一緒にと言う事で何故か?アイツの連絡先も赤外線で交換する事に成った。



「これでお互いの連絡先が解る様に成ったからいつでもメールして来てね!」


とWinkをした饗庭さんに海莉は了解!と敬礼する格好をして返事をした。



私は笑うだけ…



返事をしないで…




はぁ~

なんで私までメアドの交換をしなきゃいけないんだろ…


トホホだよ…



しかもアイツとも交換しちゃったし…




今更、後悔しても遅いのに…


遅い?

遅いと言えば…



《あぁ~!!》


私が思わず大声をあげてしまった!



海莉がどうしたの?


と訊いて来たから…



《早く帰ら無いと…

母に怒られる!!》



と言った私に…


海莉は…


【大丈夫だよ!お母さんにはメールで翔さんと一緒に居てるから晩ご飯もいらない!ってメールで連絡しといたから!】


と言う海莉…



素早い…

いつの間に…



私の疑問が解ったのか?海莉は噴水で私とアイツを観た時に母にメールを送った事を教えてくれた。