そう意識した途端、
カァァッと顔が熱くなる。


「ん?なに?しーも飲むか?」

そう言うとハルは私の方にラムネの瓶を寄せてきた。


え、これって………

さっきハルの唇がついてたとこ…ってなに考えてるの私!







「ん、」

ハルは不思議そうに私の顔を見つめると

手に持ったラムネの瓶を私の口もとにあててゆっくりと傾けた。


条件反射で開いた唇の間から

少しぬるくなったラムネが流れ込んでくる。



しゅわしゅわと溶ける感覚にぼーっとしていると


「うまいだろ?」

そう言ってハルがイタズラっぽく笑う。




「………………っ!?」


ず、ずるい…。

私ばっかり、ドキドキしちゃって…。