「ハル?」
私が呼ぶと少し首を傾けてハルがこちらを向く。
………と。
ハルのその顔がみるみると赤くなった。
「…っば!しー、お前…っ!」
「え……っ、私、なにかした…?」
「その………透けてる………。」
真っ赤な顔を袖で隠したハルのさ迷わせた視線を追うと
「ひゃあっ!!」
雨に濡れて透けたシャツから見事にいちご柄が透けていた。
じわじわと顔に熱が集まるのを感じる。
は、恥ずかしい………。
消えたい……
両手で顔を覆う。
すると、ハルがシャツに手をかけたかと思うと
パーカーをめくって脱ぎだした。
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