幼なじみと嘘つきレンアイ~らぶきゅんな甘い嘘をきみに~







意識、してる?


しーは転んで怪我をしているのに不謹慎かもしれないけど、それなら嬉しい。

なんて思ってしまう。



「しー?」

うつむいたしーの顔は真っ赤でかわいくて
でも、怪我も、心配で

「痛いのか…?見せて?」


そう言って俺が手首をそっと握ると


「大丈夫っ!………だから。」

そう言ってしーは手を振り払った。


かわいい………。

でも、ごめん。やりすぎたか…?


そっと顔をのぞき込むと

伏せられた瞳に一粒の涙が光っていて


「しー、泣いてるの?痛い?」

俺はそっとその涙を拭った。


しーは少し瞳をさまよわせると












「………………すき。」