そして、また、唇に宿る


小さな熱。



その熱は俺を、甘く翻弄する。








これが、現実なら………。


なんて、

情けないことを思う。



夢の中でしか、しーは俺のものにはならなくて、

本当のしーは、


アイツのことばかり見ている。







だから、もう少し


もう少しだけ




この夢を見させて………―