あまりにも、俺に都合の良すぎるこれは きっと、夢だろう。 だから、夢の中なら すこしくらい、わがままをしても許されるはずだ。 俺はそう思って、ゆっくりと細くまぶたを開けると しーのその、やわらかな髪に指を絡ませて また、ゆっくりとまぶたを閉じた………―