「もぉー!着替えるからとにかく出てってよね!」
私は2人を部屋から押し出すと、ほっとため息をついた。
『もぉー。汐里ったらツンデレなんだからっ♪ねー。ハルくん。』
『は…はぁ…。』
ドア越しに聞こえるそんな声は
『そうだ!あなたたち早く付き合っちゃえばいいじゃない!』
うん。ムシしよう。
かわいらしい桜火の制服に着替えてるんるんと下に降りた私は、さらに驚いた。
「え…ハル?!なんでまだいるの?」
「何ってメシ食ってる。」
「なんで自分家で食べてこないのよっ!?」
「食ってきたよ。自分家でも。」
まだ言い返そうとした私を無視してハルは
ごちそうさま、と手を合わせると
『しーも早く食えよ。』なんて言ってきた。
むぅぅぅ〜!
清水晴。
ハルは私の永遠のライバルだ。