幼なじみと嘘つきレンアイ~らぶきゅんな甘い嘘をきみに~










ガチャリ



部屋の扉を開けた俺は

覚悟して開けたはずなのに




思わずまた扉を閉めたくなった。






俺のベッドに寝っ転がり

すっかりくつろいでいるしーは





足をパタパタと動かしながら


漫画を読んでいて……






だぼだぼの俺のシャツからは


白くてふくよかな太ももが


足の動きに合わせて見え隠れている。







俺は自分のパーカーを手に取ると


バサッと勢いよくしーにかぶせた。


「ふぁ!?ハル?なに!」


あたふたとしているしーを軽く小突く




「なに読んでるんだ?」


動揺を押し隠してそういうと


「これ、人気なんだよ〜✩」



と言って表紙を見せてきた。