* 「………はぁ。」 たった今 『お風呂、入ってくるね〜。』 そう言ってしーが出て行った扉を見つめて ひとり、ため息をつく。 心臓持たないよ、絶対。 なんで、しーは あんなに無防備なんだよ…。 そうこうしているうちに 「ただいま〜」 髪をタオルで吹きながら しーが帰ってきた。 「俺も入ってくる。」 俺はなるべくしーの方を見ないようにしながら 扉を閉めた。 考えただけで 目に毒だ。 風呂上りのしーの姿なんて。