歩くたび 揺れるたびに あたる肩は 記憶にある小さくて華奢なものよりも ずっとずっと大きくて、男の子で どぎまぎする私に ハルはいつもと変わらず笑いかけるんだ。 ―――私が、こんなにもハルが 好き、 だって知らなくて。