side.燐

「あ゛〜!」

クラスの球技大会の打ち上げに行き、疲れて、ベッドに転がりながら、頭を掻きむしった、俺…

「…やっぱりアイツのこと好きなんだな!」

今日の球技大会、同じ種目で応援と称しながらも、俺の視線は、千颯に向かっていた。

無意識のうちにだ。
無意識のうちに!

大事だから2回…

何でかな。
確信した瞬間にどこか、照れくさくなる。