「いってきまーす」 家を出てしばらく歩いて、重大な事に気づいた。 あたしは昨日、叫びながら、逃げるようにして琉華たちと別れたんだ。 だって、耳元で結莉の声が… 首を締められる夢を見たせいで忘れていたけど、あの声が蘇ってきた。 「ナナハ、ノロッテヤル…」 だめだ、叫んではいけない… 荒くなる息を整える。