「さくら、ありがとう…今まで…私もう、さくらの夢には出られないみたい…。多分、さくらと一緒に全員に復讐できて、やっと成仏できるからなのかな…。あのね、会えなくなっても、私は絶対さくらのこと忘れない!!さくらも…忘れないでくれたら嬉しいな…」



姿は見えない。


結莉の声が、小さく聞こえるだけ…


「結莉!!待ってよ!!まだ、夢の中でいっぱい話したい!!行かないで!!」


私は声の限り叫ぶ。


「ごめん…さくら、ほんとにありがとう、復讐してくれて!これでやっと、完全にあっちの世界に行けるから…」



「嫌だよ!!ねえ、だめ!結莉はずっと、私の夢にいてよ!!!」


願いもむなしく、結莉の声はどんどん小さくなっていく…


「さくら、ありがとう、バイバイ…あのね、私、さくらと親友になれてほんとによかった…」


「結莉っ!!!!!ねえ、最後に、これだけ聞いてよ!!


あのね、私、琉華を殺して、警察にバレるかもしれない!!バレなかったら、結莉の分まで生きるよ!!もしバレたら、結莉のとこ、行くね!!!」