「離してよ!!」
琉華は大声を出す。
離すわけないでしょ?
さあ、もうすぐ。
私の親友を奪った罪は、償って貰わなきゃ。
「あんたさあ、1度でも反省した?」
畳み掛けるように言う。
「…」
ほーらね。何にも言えないじゃん。
結莉の苦しみを分かろうともしないで…
この女、絶対この手で殺す…!!!
「してないじゃん!!ほかのみんなもそうだけどさ、自分の事ばっか…ゆう…私がどれだけ辛かったかも知らないで!!死ね!!!死んで償え!!!!」
あ、まずい。
結莉のふりをしているのに、私って言わないで結莉って言いかけちゃった。
でも琉華は気づかなかったみたい。
それどころじゃないもんね…

