「馬鹿じゃない?簡単に引っかかっちゃって。さっき、夢で言ったのは、ぜーんぶ嘘!!」 私は高らかに笑いながらそう言った。 馬鹿だねぇ、簡単に引っかかっちゃうんだから!! すると琉華は立ち上がり、逃げ出そうとした。 おっと、そんな訳には行かないよ? 私は琉華の足を踏んづけて、手首を掴む。 「逃げんな…」 思いっきり低い声を出した。