そして、今日の夜。 結莉の生前の髪型…二つ結びをして、顔が見えないようにマスクを付ける。 コートのポケットにナイフと血文字の紙を忍ばせて、準備万端だ。 私はそのまま、一旦眠りにつく。 「午前2時に、琉華の家の近くの森林公園の桜の木の広場に行って!そこで、琉華は土下座するから。そしたら夢で言ったことは嘘だ!とかなんとか言って殺していいよ」 「夢で言ったことは嘘って、結莉、なんて言うの?」 「気になる?じゃあ、琉華が見てる夢、見せようか?」 「え、見せて見せて!!」