呪いの血文字~少女の復讐~



それからしばらくして。


琉華がクラスで孤立したということを結莉が教えてくれた。


「琉華って今までずっと、クラスの中心にいたような人だから、独りに慣れてないんだよ…だからそれを利用しようかな」


結莉の計画は、私が結莉に変装して、結莉は琉華を夢で呼び出して、私が琉華を殺すというもの。


呼び出すときにどんな理由を使えばいいか困っていたけど、タイミングよく琉華は独りになってくれたみたい。


「そろそろお願いすることになると思うけど、心の準備は平気?」


これは、昨日の晩のこと。


「そんなの、ずっと前からできてるから」


私はニッコリ笑って答えた。