指定した時間は5時。 それまでに、少し見えにくいところに2本の包丁を置いて、私は血文字の紙を持ったまま空き地の塀の向こうに隠れた。 そうこうしているうちに、俊介がやってきた。 なんだか、顔が緊張してるよ? そしてすぐに、伸行もやってくる。 2人は勝手に話し出した。 2人ともかなり、怒ってるみたいだ。