呪いの血文字~少女の復讐~




そして、ついに私の役目ができた。


「あのね、俊介が今日、グループに別れを告げるみたい!!そしたらあの紙、よろしくね!放課後、七葉が下駄箱に来る前にお願い!」


その指示どおり、私は血文字の紙を七葉の下駄箱に入れた。



そして下駄箱の陰にかくれて見ていたら、目を真っ赤にした七葉がやってきた。


さあ、そこを開けろ!!!


ついに、紙を見る。




「いやああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」



七葉はそう叫び、紙を放り投げて走っていった。



私は紙を回収して、にやりと笑った。


結莉、役目は果たしたよ…!!