呪いの血文字~少女の復讐~



結局、七葉は階段から落ちたぐらいじゃ死ななかった。


でも、伸行と七葉が仲が悪くなり、さらに俊介がグループから抜けようとしていることが分かった。


「俊介が抜けたら、七葉はかなり悲しむと思うの。そこで、久々に登場するあの紙を、七葉の下駄箱に入れて欲しいんだ。私は夢の方でかなり七葉を追い詰めてるから、自殺に持ち込もうかなって」


結莉の計画はそんな感じだった。


それから私は、授業中も居眠りをするようになった。


もちろん結莉から、状況を聞くためだ。