呪いの血文字~少女の復讐~



その日の夢で、結莉は私を褒めてくれた。


「よくやったよ~!!ありがとう!」


それから、結莉は表情を固くして言った。


「ねぇ、犯罪に手を染めることになるとしたら…復讐やめちゃう?私の思ってる復讐はね、みんな死ぬんだよ…」


復讐って、そんなもんでしょ?

わかってた。


そんなの、考える間もなく答えは出るよ。


「やめないよ、絶対。全員殺そうよ!犯罪とか気にしないから。結莉を傷つけた奴は、絶対許さない!!!」


そしたら結莉は抱きついてきた…


「ありがとう…大好きだよ、嬉しい…」


夢の中のはずなのに、結莉の温もりを感じた気がした。


その日から、私は復讐の鬼へと変わっていったの…