そして次の日。 ご焼香で号泣してしまった私は、先生に抱きかかえられるようにして席に戻された。 ちゃんと、結莉に頼まれたことを実行しなくちゃ。 涙を拭きながら、シュミレーションをしていた… お通夜が終わると、どんどん生徒が退場していく。 谷口七葉を見失わないように目で追いつつ、あの紙の準備をした。 結莉の家族は最後まで残っていたけど、私の母が外で呼んでいたと伝えて出ていってもらった。 そして、紙を七葉の席に置く。 準備完了。