呪いの血文字~少女の復讐~



「あれ、その遺書って…」

ふと疑問に思って聞いてみたら、結莉は笑って答えた。


「2つ書いたの!でもそっちはね、血じゃなくて、ボールペン!」


「そ、そうだったの…」


「死ぬ前から復讐するって決めてたから、ちゃんと準備してた!!」


笑えなかった。


それほど、辛かったんだろう…


「結莉…やっぱり、やだよ…」


「…ごめん、でも、新しい友達見つけて、幸せになりなよ…」


そんなこと、できるわけない。


結莉は小学生のころからの親友なのに…


「めそめそしないでよ!もう!」


なのになんで、結莉はそんなに明るいの…?