呪いの血文字~少女の復讐~




結莉に申し訳なくて、また泣いてしまった。


結局そのまま、眠りに落ちた私…




気づくと、目の前に結莉がいる。


「結莉、ごめんなさい!!!私、いじめのこと、気付けなかった…ねえ、結莉、逝かないでよ…!!!」


夢の中で、私は謝った。


すると、結莉は言った。


「いいよ、私も気づかれないように頑張ってたもん…心配かけたくなかったし」


「…でも、でも!!!ほんとに、ごめんなさい…」


「謝らなくていいよ。でもね、その代わり、手伝って欲しいことがあるの」


結莉はそう言った。


「結莉の頼みなら、なんでもする…」


それが、償いになるのなら___


「ほんと?ありがとう。あのね、復讐したいんだ、あいつらに」


「あいつらって…宮地さんたち?」


「そう。でね、血で書いた紙…あれ、復讐のときに使うから、ちゃんと取っといてね?」


結莉をいじめた奴らへの、復讐…


やらないわけがない!!!


「もちろん、やるよ!!!で、どうやってやるの?」


「えっとね…」



こうして、結莉と私の復讐劇が始まった_________