結莉に誰にも見せるなと言われた紙。
初めは、下駄箱に入っていた手紙を見せて説明したかったけど、それだとあの血で書かれた紙の事も書いてあるから、警察に見せるわけにはいかない。
そうなると、なぜ私が学校から直接ここに来たのかが説明つかなくなる。
あ、そうか。
「結莉が早退したって聞いて、お見舞いに行こうと思ったんです。でも、インターホンを鳴らしても返事がなくて。鍵が開いてたから、入ったんです…そしたら生臭い臭いがしたから、おかしいなって思って…」
怪しまれたりしないだろうか…
でも、そのとき、遺書らしきものが発見された。
そこには、いじめを苦に自殺したという内容が書いてあり、他殺の可能性はないとされたのだった。
それから私はお母さんが迎えに来て、家に帰った。
お母さんも娘の親友の死に心を痛めているみたいだった。

