俺はちゃんと、5時に学校の裏に着いた。


俊介はすでに来ていた。


「七葉が死んだのは、結莉のせいだぞ」


そう、彼は言った。


だけど、それは間違ってる。


家に帰ってからここに来るまでの間、俺は考えていた。


琉華の前では言えなかったが、やはり俺らにも責任があるんだ。


結莉をいじめたのは、俺らなんだからな。


それをちゃんと、謝ることが、七葉への償いになる気がする。


だから俺は、俊介の目を見てはっきり言った。


「違うだろ…?なんで、結莉なんだよ」