呪いの血文字~少女の復讐~

葬式と休校期間が終わり、通常の学校生活が始まった。


俺は俊介への恨みと、結莉をいじめたことに対する後悔を胸に、学校へ向かった。


「おはよ、伸行」


教室に入った俺に、そう声を掛けてきたのは琉華だ。


七葉は死に、俊介が抜けた俺らのグループは、もう俺と琉華しかいない。


これからずっと、琉華と2人で過ごすことになるのだろうか。


七葉以外の女に興味が無い俺にとっては、そんなのどうでもいいことだけどな。


「ちょっと、話したいことある」


琉華はそう言って、俺を教室から出した。