呪いの血文字~少女の復讐~



そして、もうひとつ気になったのは、七葉が結莉について書いていたこと…


結莉が夢に出てくる…だと?


前に刑事に見せられた遺書を思い出した。


俺らを呪うというようなことを書いていたな。


俺は全く信じていなかったけど、七葉は怖がっていたっけ…


あの七葉も可愛かったなあ…


…じゃなくて。


俺の中に次第に後悔の感情が湧き上がってきた。


俺らが結莉をいじめなければ七葉は死ななかったのかな。


そんなことなら…いじめなんてしなければよかった。


琉華の権力を恐れずに、止めればよかった…


「ごめん、七葉…大好きだった」


俺は力なく、そうつぶやいた…