呪いの血文字~少女の復讐~



次の日の葬式では、琉華に言われた通り前日の事について七葉には何も言わなかった。


どうするのが一番、七葉にとっていいのかなんて分からなかったけど…



帰り道、琉華と俊介は結莉の悪口を言っていた。


死んでもなお、そこまで言われるのはさすがに同情したが、俺が黙ってたのはそんな理由からじゃない。


ただ単に、七葉のことを考えていたから…


七葉は今、何を考えてるの?


怖がってる七葉を抱きしめて安心させるという妄想に浸っていた俺だった___