呪いの血文字~少女の復讐~



「七葉、大丈夫?さっきからボーッとして…」

暗闇の中で、覗き込むようにして見た七葉の顔は、いつも通り可愛かった_____


「う、ううん…疲れた、のかな…」


元気の無い声だったけど、やっと俺の言葉に七葉の返答があったことが嬉しかった。


そこで、もっと励ましてあげようと、その一心で俺はこう言った。



「勝手にあいつが自殺しただけだからな、俺らのせいじゃない。気にすんなよ?」