呪いの血文字~少女の復讐~



次の日、お通夜に行く前。


七葉が心配そうな顔をしてこんな事を言った。


「…ねえ、みんなは…

呪いとか、信じる?」


あの遺書に怯えているんだろう…


出来ることなら、今すぐ抱きしめて、大丈夫だよって言ってあげたい。


でももちろん、そんなことしても引かれるだけだ。


じゃあ、少しでも七葉の気持ちを軽くしてあげられるような言葉を言わなくちゃ。



___俺がそんなふうに考えている間に、琉華がイラついた口調で言った。