呪いの血文字~少女の復讐~



そのときだった。


俺らの視界の横を、1枚の紙が横切ったのは。


2人ともそちらへ視線を移した。



するとそこには_________


2本の包丁があった。


「…面白いじゃねえか…」

俺は伸行から手を離し、包丁の方へ歩いて行った。

それほど距離はなかった。