呪いの血文字~少女の復讐~



すると伸行は、こっちを睨みつけてこう言った。


「…お前に、俺の気持ちが分かるかよ!!!俺は、入学式の日からずっと七葉が好きだった!!!一目惚れだったんだよ!!!失恋覚悟で告ったんだよ!!!」


もう、限界だ。


俺は何のために七葉に気持ちを伝えないでいたか分かってんのかよ。


「知らねえよそんな事…俺も、七葉に一目惚れだった…けど告んなかったのはお前が七葉を好きって知ってたからだよ!!!俺は4人の関係を壊したくなかった…だから我慢してたのにその言い方はないだろ?!?!」


「うっせえよ!!!お前より俺のほうが七葉のこと愛してたのに…ふざけんな」



「ふざけたこと言ってんじゃねえ!!!!!!!」


俺は伸行を殴った。


よろめいた隙に地面に倒し、馬乗りになる。


俺がどれだけ七葉が好きだったか、分からない奴には暴力で教えてやろう…