「七葉が…死んだのには、理由がふたつあんだよな?ひとつは、俺らが仲悪くなって、俊介といられなくなったこと。もうひとつは、結莉の夢を見たりして、苦しめられたこと…。ひとつめは、今言ったように、ほとんど俺のせいだ。それは謝る。ふたつめは、結莉をいじめた俺らのせいなんだよ…」
涙を流しながら伸行は言った。
俺は込み上げてくる怒りを抑えられなかった。
「…てめえ…知ってたんだろ?!なのになんで告った!!!振られるってわかんなかったのかよ?!振られたら関係が悪くなることも…そんくらい、ちょっと考えたら分かんだろうがよ!!!お前と結莉のせいなんだよ!!!」
伸行の胸倉をつかんでそう言った。

