その日の放課後、靴を履き変えようと下駄箱を開けると、1枚のメモが入っていた。


『 話したいことがある。午後5時に、学校の裏の空き地に来て欲しい。伸行』

…伸行の字ってこんなんだったっけ?


まあいい、それよりも。

話したいことだと?


どうせまた、俺を責めるつもりだろう。


でもそこで、結莉のせいだと言うことを分かってもらうのもいいかもしれない。


それなら、行く価値はありそうだな。


時計を見ると3時半だったので、一旦家に帰ることにした。