数日後の休み時間、誰かが俺の机の前に立った。


「俊介お前、なんで平然としてられるんだよ?!?!」


伸行だった。隣に琉華もいる。


平然と?
そんなつもりはない。

結莉への怒りに悶えながら毎日を過ごしていたはずなのに。


「お前のせいで七葉は死んだんだろ?!」

違うだろ。

「違う、結莉が…」


「え?俊介、ちょっと黙ろっか!」

否定しようとした俺を、琉華が遮った。


なんなんだよ。

お前らは七葉からの遺書をもらってないのか?

結莉のせいだって書いてあるのを読まなかったのか?!

「お前がグループから抜けるなんて言わなければな…!!俺の七葉への気持ちだって分かってたんだろ?!?!」


俺の疑問を無視して、教室の中であることを忘れたかのように伸行は叫んだ。