読み終えた俺には、後悔の感情しかなかった。


七葉が俺を好きでいてくれたのに…

両想いだったのに。

七葉が話さなかったのは、俺の為だったのだ。


それに気づけなかった俺は、馬鹿だ。


後悔しても後悔しきれるわけがない。


どうして何度も問い詰めるような事をしてしまったのだろう。


俺は一生、この罪を背負って生きていくことになるのだろう。


それでもいい。

愛する七葉のためなら…