呪いの血文字~少女の復讐~


「せんせぇー」

琉華の声がした。

「松原さんが、英語だるいから教室入んないって言ってましたよ~」

「なんだと?!」

「違う…」

私は声を振り絞って言った。

でもそれは、琉華の怒鳴り声にかき消された。