お通夜は、結莉のときとは全く違い、お焼香ではみんなが泣いて、七葉への言葉を述べていた。


そして、俺の番になった。


遺影の七葉は、俺の大好きだった笑顔で笑っていた。

「…ごめん、七葉…」


涙がにじんでくる。
俺はかすれた声で、そう言った。